STF1期生から、弟妹たちに伝えたいこと

今回は、日本人祝福家庭2世で、2002年に韓国STF1期生として2世公式路程を歩んだ姉妹からの「LTFメンバーと、これからLTFを目指す弟妹達に伝えたい言葉」をご紹介します。

※LTF(リーダーシップ・タスク・フォース)とは、次世代リーダー育成を目的とし、FPAインターナショナルで運営する青年教育プログラムです。2021年10月より第7期を出発しています。

いろんな方の人生経験は、自分自身の人生の参考になる教訓を得られるものです。
今回は、創造理想世界を創る次世代リーダーを目指し、自己の課題に正面から向き合った姉妹の半生です。


「私も、チャレンジしたい!」と思う人もあれば、「私なら、何ができるか?」と考えるきっかけになるかもしれませんね( ◠‿◠ )

皆さん、こんにちは。

私は日本で生まれ育ち、大学から韓国へ留学、その後カープにて、顕進様の二世公式路程を通過させていただいた祝福家庭2世です。大学時代から約20年経ち、中年と呼ばれる年齢を迎えています。多くの混乱が統一家を揺るがしている今だからこそ、一人でも多くの皆さんに顕進様の真実をお届けしたい衝動に駆られています。
20年前に青年期を過ごした方は、覚えていらっしゃることでしょう。

1998年、顕進様が家庭連合の副会長に就任され、統一家の2世圏に大きな変革の波が起きました。

「祝福式までに純潔を保ち、2世同士で祝福結婚さえしてくれればいい」という、

それまでの2世教育の 目標や、特権意識だけを強調していた2世の文化を、根底からガラリと変えたのは、顕進様のつくられた 2世公式路程でした。(2世公式路程とは:STF、Jr.STF,そしてカープ活動を含む青年2世たちによる7年路程)

2000年度にS大学に入学した私は、 顕進様 の教育を受けることができた、まさに時代的恵沢多き世代。
私が大学2年生の終わりごろ、韓国2世の公式路程がスタートするという知らせを聞きました。(1年間献身して、実践活動のトレーニングを受ける、とだけ聞いていました)

その頃、私は20歳の夢多き学生、大学3年からはアメリカ留学を準備していた時でした。

ところが、カープ公職者から、真っ先にSTF候補者として説得されたのです (゚д゚)!
もちろん、頭の中には“行けない理由”が山ほど浮かんでいました。

しかし、祝福対象年齢に近づいていた私には、心の中に引っかかっている内的課題がありました。
・親元を離れて、自分自身の信仰を確立する。
・2世としてのアイデンティティを頭でなく、心で理解する

結局、自分自身が描いた外的な進路計画よりも、今は内的な信仰訓練を優先することの方が正しいのではないか?という結論に至りました。自らの内的課題を勝利する!」この動機を持ってSTFプログラムに挑戦することを選択したのです。

2世である自分も、若い時の親たちのような実践活動をして、一生涯私の信仰の根となる神様との出会いをしたい。その神様との出会いは、祝福結婚のための最高の精誠条件になるだろうし、私が親になった時に子ども達に伝える無形の財産になるだろう。そして、私の今後の人生における(外的な 進路も含めて)羅針盤となるような軸を確立し、親たちのように人生を懸けて神のみ旨を歩む決意の場としたい。

それからの歩みは、神様が出発の動機に応じた、様々なプロセスと結果を準備してくださっていました。

参加者38名中、私が最年少。それにもかかわらず、いつも私がチームキャプテン。(-_-;
常に、内的にも外的にも、まず最初に限界突破をすることで、チーム全体の士気と基準を持ち上げていく、そんな立場を与えられ歩んだ1年間を終えると…1年間だけと思っていた献身生活が、なんと7年路程になっていたのです。(☆。☆)

アメリカ留学を断念し、S大学へ戻った私の大学生活はというと・・・
毎日カープ活動(実践チームや日本留学生会の責任者)に明け暮れ、長期休暇も活動で終わっていきました。
卒業後は、すぐに韓国カープの開拓学舎長となり、後輩のSTFメンバーと共同生活をしながら、最前線に立ち続けました。

結局、大学進学時に考えていた私の計画は果たされることはありませんでした。けれども、振り返ってみれば神様が私自身はもちろん、未来の私たちの家庭へ沢山の祝福をくださった期間であったと実感します。(献身生活真っただ中で、真のお父様のマッチングを受け、韓日祝福を頂きました)

私にとって献身生活で得たことは、「内的課題を勝利する!」という出発時の目標に対する全ての答えを頂いた尊い時間でした。
「2世としての信仰の確立問題と祝福結婚への精誠、公的な人生を歩む決意」全て神様が準備してくださった訓練でしたし、深い感謝しかありません。



その後、韓国、日本、ドイツ、カナダで実践活動を経験し、海外奉仕活動はベラルーシに行きました。外的に経験した多文化体験以上に、心に刻まれているのは「神様と私の関係に対する絶対なる確信」です。

世界で一番厳しい外的環境の日本での実践活動では、
「神様が 最も必要とする人は、どんな状況においても変わらない人」であるという心情を復帰することができました。また、内的に強く決意し、万事に精誠を尽くすことの大切さ、最後まで絶対に自分自身の弱さや傲慢さに妥協しないという内的な勝利は、結局外的な勝利へと結びつくという体験を何度もする ことができました。

 真のお父様はこうおっしゃいました。「前線には、いつも神様がいらっしゃる」と。まさしく、それは真実でした。
前線活動こそが、この世の誰よりも神様を愛そう、神様の代わりに人類を愛そうと努力する真なる孝行息子、孝行娘となれる場所だからです。

1世たちの通過してきた訓練を、2世である私たちがまた通過し、神様の摂理の主人となる2世たちを育て、統一運動の相続と発展を担う次世代の指導者を育てること、これが顕進様が2世公式路程をつくられた理由だと感じました。

当時は、STFやJr.STFプログラムに参加すること、それはS大学に通う2世たちはもちろん、世界中の2世たちの共通意識となっていくような大きな変革の時でした。

20年経った今、あの頃の写真を見てみると、どれだけの先輩、後輩、同志たちが残っているでしょうか1人の指導者を育てること、 摂理の主人を育てることは並大抵の苦労ではないことを痛感します。当時の1世指導者たち、そして若き2世たちは、真のお父様と顕進様のみ言葉と統一運動の方向性を図り知ることができず、間違った信仰を未だに持ち続けていることは、神様の前にどれだけ不孝な事であり、また天宙的な損失であるかと痛感します。

20年経った今・・・
私のSTFの体験を通じて、神様が願うリーダーを目指すメンバーにお伝えしたいことがあります。

 それは、自分が20歳の時には悟ることができかなった事です。

40代を直前に迎える年齢となり、祝福を受け、妻となり、母となり、また教育者として公職を歩ませていただきながら、20年前に経験した全てのことは、神様の大きなご計画と愛が臨在していたということを悟るようになりました。

無関係な点と点だと思っていたことは、振り返ってみれば、今の自分自身を形作る1本の線になっていたことを実感します。皆さん、一人一人が神様の大きな導きと愛の中で、LTFという訓練路程に挑戦する機会を与えられ、霊的に成長・成熟するチャンスを与えられたことを忘れていただきたくないのです。

 LTFをすでに通過した皆さんは共感されると思います。
皆さんにとって、前線活動は決して楽しく愉快な思い出だけではなかったと思います。

他の誰でもない、自分自身が最も大きな敵だったという事に気づいた日。
外的な環境や肉体的な苦痛に振り回されて目標を達成することを諦め、不甲斐なさに涙した日。
神様とメンバーと誓い合った目標に対してわき目も振らず全身全霊の限りを尽くした日に感じた勝利感と達成感。
愛することや赦すことがどうしてもできないメンバーを前にして、自分の器の小ささを実感した日。 etc

皆さんが流した悔い改めと悟りの涙の分だけ、皆さんは自分自身に対して「知的正直さ」を持つことができたことでしょう。自分の殻を破り、限界突破した時に、より大きな目的のために生きる喜びを感じたことと思います。

責任とは、神様の呼ばれる声に応答する能力です。(レスポンス+アビリティ)
私にとってのSTFやカープでの訓練期間、皆さんにとってのLTFの期間とは、まさに神様が95%準備してくださっ た環境でした。その環境に「どう応じるのか?」は私たちの責任です。また、その後の人生のおいて、 「祝福家庭子女として、祝福家庭夫婦、父母としてどう生きるか?そして、神様の摂理を担う各分野における指導者として、どう生きるべきか?」もまた、私たち自身の責任です。

 そして私は今、FPAで祝福家庭教育へのコンテンツ作りをする立場を与えられています。

カープでの献身生活を終え、数年間を一般企業に勤務し、社会人生活を送りました。その後は主婦をしていたのですが、7年前から再び公職の機会を与えられました。 正直、20代の頃には想像もしていなかったミッションですが、家庭教育という分野は天に与えられたライフワーク、使命と思い、感謝しています。不足な自分自身の力量を思えば、もっと適任者がいるだろうにと、申し訳なく思います。

けれども、20年前のトレーニング、いえ40年という自分の人生全体を考えた時、私が体験してきた様々な環境(祖先、 親、兄弟、教育者たち、大学生活、献身生活、社会人生活、家庭生活)は、今のこの時のために神様が全て準備してくださったものだと確信しています。神様に受けた大きな恵みと愛を、こうして少しでもお返しすることが出来る幸いに心から感謝いたします。

 私がそうだったように、20代の若い皆さんにはまだ見えなくても、皆さん一人一人には神様の深淵なるご計画、そして何よりも無限なる愛と信頼が、常に共にあるという確信を持っていただければと思います。

 LTFを通過した皆さんにいつも忘れてほしくないことは・・・

(もしくは自己憐憫に陥ったり、自暴自棄 になった時にはLTFプログラムに参加した当時の「出発の動機」に立ち返り、「私自身を、どういった観点」で捉えるのか、です。

どんな環境(LTF中でも、社会生活でも、家庭生活においても) においても、最も大切なことは、皆さん自身が皆さんを判断・評価するのではなく‘神様の父母なる 観点’で皆さんを見つめることだと思います。私たちは一人一人が神性と才能溢れる神様の息子であり、娘です。 顕進様 が20年前に若き2世たちを下さったのは、「2世としての特権意識でなく、神様の真なる孝行息子、孝行娘としての責任心情溢れる主人になれ」というメッセージでした。

それは今も 変わらないメッセージとして、祝福家庭に強調されていらっしゃいます。 私は、顕進様のご家庭を通して「神中心の家庭をつくり、その構成員として生きることの素晴らしさ」を日々実感します。また、自分自身の家庭も、人類の前に、こういった先例・モデルにならなければと、家庭生活を送っています。

過去12年間の統一家は、2世圏、いいえ全ての祝福家庭のモデルであられた、このような顕進様家庭を徹底的に排除し、真実を大きく歪曲してメンバー達に伝えられてきました。多くのメンバーが行くべき方向性を見失い、右往左往する中で最も大きな被害者は「目指すべきモデルを見せてもらえなかった」若い二世たちだったのではないでしょうか。

そう思えば、今こうして、LTFプログラムと縁を持つことになった若き皆さんは、本当に時代的な恩恵を受けた2世、 3世であることを忘れてほしくありません。

けれども、先駆けて皆さんへ与えられた天の訓練は、皆さん個人や家庭だけの専有物ではありません。統一家全体のために、そしてさらには人類の先例となるべき指導者として頂いた、尊い訓練の機会であったことを忘れずに、悩んだ時は「出発の動機と観点」を再整理する時間を持ってくださることをお願いいたします。

各自の場所で最善を尽くす皆さんとなり、素晴らしい祝福家庭を築いていく皆さんになっていってくださることを心よりお祈り申し上 げます。

(あとがき)

「出発の決意、すでに勝利!」    

私的には、これだ!と再確認させられました。
何にチャレンジするかが問題ではなく、どんな動機と目的をもって臨むのか。それが大事なことなんですね。
貴重な体験談をありがとうございました(^人^)

そして、私たちは皆、個性真理体。
神様から与えられた資質を最大限に活用して、神様の夢の実現に貢献していく人になることで最高の人生を送ることができるのだと思いました。
立ち止まって悩んでいても、何も見えてこないので、自分に何ができるだろう? 何かにチャレンジしてみたい!と思ってる人は・・・

ご存じですか?(^.^)b
11 月からユース・イノベーターズ ・リーグ (YIL :Youth Innovators’ League) がスタートします!

自己・家庭・社会を革新する青年、ユース・イノベーターを各地域で育成し、全国の青年リーダーを繋げて連盟 (League:リーグにしていく、FPA JAPANのオンライン青年リーダー教育プログラムです。
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※プログラムの案内は、10/15に FPA事務局から配信されています。 ※

普遍的原理は、人生の羅針盤。正しく理解し、正しく実践することが責任分担5%ではないかと思います。
修了後の生活の中でも、学んだことを実践し、いろんな経験を通して、進化し続けることが可能なプログラムだと思いますよ。(^^)v
Boys be ambitious!(青年よ 大志を抱け) 可能性は無限大! \(^O^)/

☆‥☆‥☆…☆‥☆…☆‥☆…☆☆‥☆‥☆…☆‥☆…☆‥☆…☆ ☆‥☆…☆



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つくし

つくしコミュニティーリーダー

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性別:女性。
関西在住。家族構成は、姑、夫、子供は3人です。性格は「おせっかい」「好奇心旺盛」、基本的に「見て見ぬふり」ができないタイプです。

小さいコミュニティーのリーダーをしています。全国の会員の皆様から届いた神様を感じたエピソードを紹介するお手伝いをします。

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