祝福を通して出会った神様

青年バージョン 第13号

今回は6月のライフイノベーション教室のカタリバで語られた日比国際家庭で関東在住のH家庭の証を紹介します。(^^)

2019年の祝福を受け、昨年は第1子が誕生されたご夫婦と、その姿をすぐ近くで見てこられたご主人の弟さん、なんと3人の証です(^O^)

(ご主人の証)

私と妻の初めての出会いは、2013年にマレーシアで開催されたボランティア団体の国際会議に参加した時です。
各国から青年リーダーが招かれたミーティングで、堂々と報告をする女性がいました。その時の私の中での彼女は「とても賢くて、できる人だなぁ~」という印象でした。実はそれが今の妻でした。

私の中では非常に鮮明な記憶だったのですが、祝福後にその話をすると、彼女はその場に私がいたことを全く知らなかったとのことでした(笑)。

その後、2017年に 同様の国際会議がフィリピンで開催されたときの祝勝会で、偶然にも私と妻が、主催者ご夫妻に花束を贈呈することになったのです。
まだ二人の祝福など誰も想像していなかった時の話です。

さらに不思議なことは、彼女が宿泊客をホテルに引率している時に、ホテルで偶然私を見かけたそうなのです。その時に「この人が私の相対になったらどうなるだろう・・・」という啓示みたいなものを受けたと、後に話してくれました。
祝福を受ける前に、こういった神様からの導きが幾度となくありました。

そして2019年に双方が祝福を決意し、私の両親と初めて顔合わせをしてもらいました。両親はそれまで反対こそしていなかったのですが、フィリピンの方だということを話した時には、色々な意味で心配していました。でも、会って、彼女の人柄に触れて、非常に安心し、喜んでくれました。、「両親が祝福相手に会えばそこで一気に変わる」と、1世の方はよく言われるのですが、まさに私の家庭の場合もそうした状況でした。

その翌年、彼女が在留ビザ申請のために、1ヶ月、日本に滞在したのですが、その頃にコロナの感染拡大が激しくなり、フィリピンもロックダウンになりました。その為帰国ができなくなり、そのまま家庭出発をすることになったのです。

家庭出発は、私と弟が一緒に住んでいた下宿に彼女も一緒に住むような形でスタートしました。
そこから子供を授かるまでに一年程あったのですが、妻とはいつも一緒に行動し、いろんなところに行きました。同居の弟と3人でもいろんな場所に行きました。今は少し広い家に住んでいるんですが、当時は2Kの小さく古いアパートに住んでいました。小さくても古くても愛に満たされていたので、幸せな毎日を送っていました。

そんな中、2021年の1月に妻のお腹に赤ちゃんがいることが分かったんですが、意外にあっけないものだったんです。でもその後の毎月の定期検診には彼女が日本語を話せないこともあり、必ず一緒に行って赤ちゃんの写真を見ては大きくなる様子をいっしょに共有して喜んでいました。

そして昨年の9月18日に待望の第一子が産まれました。
私の両親にとっても待望の初孫だったので、それはもう非常に喜んでくれました。今でこそ、(赤ちゃんが)妻に似てるとよく言われるんですが、この写真(非公開m(__)m)を見ていただけるとわかるのですが、僕にも非常に似てるんですね。彼を抱っこしてると、時々自分自身を抱いているような錯覚に陥ることがあります。

それを通して神様は親の似姿として子供を創造なさったんだんなぁということを本当に感じます。そして彼を見ている時というのが神様の創造のみ業というのを神秘に一番出会う時でもあるなと感じます。神様は人間を始めとして、この世界を創造した時に、どれだけの精誠を尽くされたのかを彼を見ていて感じますし、彼に愛情を注ぐ中で自分も同じようにどれだけの人から、どれだけの愛を受けてきたのかということを今、実感します。息子を通して彼の命の尊さを感じると共に、自分の命の尊さというのを改めて感じさせられる日々です。

これからも大切な妻と息子と一緒に神様の家庭としての成長を重ねていきたいと強く感じています。

(奥様の証)

祝福を受ける前の私は、自分が世界で最も成熟した人間の1人であると本気で思っていましたが、それは大間違いでした。
多くの人が『結婚は簡単なことではないし、精神的・霊的に準備ができていないのなら、まだ結婚するな』と言うのは、なぜなのだろう?といつも疑問に思っていました。しかし夫との結婚を経験した今、結婚とは特に異なる文化的背景を持つ者同士であればあるほど多くの調整を必要とするものであるといえます。

祝福された家族としての生活は、特に夫との関係を通して多くのことを教えてくれます。もちろん私たちの関係は常に幸せな瞬間で満ちているわけではありませんでした。

苦労することもありますし、それは当たり前のことです。そしてそのような時こそ、私たち夫婦が共に成長できる瞬間であると感謝しています。またそのような葛藤の中で、私は神と私たちに対する神の心を学び経験することができました。

今、私たちは神の理想である許し、主の愛、そして犠牲の模範となるような関係を築くために努力しています。私がその理想を実践しようと努力するか、夫がその理想を実践しているのを見るか、私たちの関係を通して神の人間に対する愛に気づかされるのです。

また私たちの家族や弟を通して、神がどのように家族をデザインされ、私たちが地上天国を経験し、親としての神の愛と寛大さを経験することができるかを見ることができるのです。

ありがとうございました。

(弟さんの証)

今回は、皆様に2つのことをシェアできればと思っています。

一つは、祝福を受けてからの兄の変化について、
もう一つは兄家庭に触れることを通して変化した私の祝福に対する向き合い方についてです。

まずは祝福を受けてからの兄の変化ですが、「本当に穏やかになったなぁ~」と思います。
もともと兄は真面目でコツコツと努力するような性格で私は尊敬してるんです。私は兄とは対照的に結構大雑把な性格でして、一時期一緒に住んでたことがあるんですが、私の部屋が散らかってたり、疲れて風呂場でそのまま寝ちゃったり・・・そんな姿が周りにとっては鼻につくという感じで結構怒られて、一緒に住むのが本当に窮屈だし、すごくギスギスしてたなっていう印象でした。しかし・・・

祝福を受けてからは奥さんの存在があり、兄自身も妻と向き合おう、愛を育もうとする姿も見てきました。その結果というか、その過程で兄自身が穏やかな性格、穏やかな空気を醸し出すようになっていき、私自身も本当に接しやすくなったなぁというのを経験し、祝福というか相対の力、というか、本当にすごいなぁと思いました。

もう一つ、兄家庭にふれた私の祝福に対する向き合い方の変化ですが、昨年さらに息子が生まれたことで本当に笑顔が絶えない兄家庭の様子を見て、自分自身も相対や家庭を持ちたいなと改めて思いました。今、家がとても近いので週1ぐらいで遊びに行って甥とも遊んでいるのですが、私も本当に幸せです。 5月のブレッシングワークショップに参加させていただいて、それも相まって、祝福に対するネガティブな印象が、今は結構ポジティブに前向きにとらえることができるようになってきて、すごく前向きに日々を生活しています。

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(あとがき)

家族3人の視点からの証、すばらしいですね。
記事を作りながら、2017年創設大会スピーチが頭に浮かんできました。”周囲に善なる影響を与えていける家庭”を目指して、日々生活してくことの大切さを学ばせていただいたなと思いました。
ありがとうございました。

《文顕進会長 FPA創設大会スピーチ一部抜粋》


神様中心の家庭の重要性

家庭は、私たちの最も本質的な身体的、情緒的、精神的なニーズに関わるすべての社会単位の中で、最も基本的なものです。したがって家庭は、私たち人間としての経験に対して、普遍的に関わる重要なものです。家庭は、私たちが誰であり何になるかを、そして最も重要なことに私たちの最も深い人間関係を、生み出し、形作り、定義します。したがって、家庭は、個人、家庭、社会、国家、世界の各段階において、すべての意味ある変革の自然な出発点となります。

神様は、すべての真理、正義と善の​​源泉であられるので、このような理想を反映する家庭を築くためには、神様の存在と祝福が不可欠です。基本的人権と自由は、いかなる人為的な機関から来たものではなく、創造主から来たものであることを認める思想と同様に、人間自体の完成も、創造主の目的に一致したときにのみ起こりえるものです。真の自由と人間の本来の価値は、私たちが霊と良心の命令に従って生きる時にのみ実現することができるのです。これらの理想が最初に育まれ、経験されなければならないのが家庭であり、それに続いてその理想は、社会、国家、世界の他の人々と共有されるようになります。

人類が啓発され、平和と共存の世界を建設する積極的な担い手となれる機会も、そのような家庭を通じてもたらされます。そのような家庭とは、普遍的原則と価値が存在し、神様の真理、正義と善が現れる家庭です。このような家庭の本来的な不変の目的こそが、この創設大会のテーマである「神様中心の家庭を基盤とした新しい霊性の創造」を実体のあるものにするのです。

つくし

つくしコミュニティーリーダー

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性別:女性。
関西在住。家族構成は、姑、夫、子供は3人です。性格は「おせっかい」「好奇心旺盛」、基本的に「見て見ぬふり」ができないタイプです。

小さいコミュニティーのリーダーをしています。全国の会員の皆様から届いた神様を感じたエピソードを紹介するお手伝いをします。

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