レポート「第1回 ファミリーワークショップ」

去る8月22日~28日。訓読精誠(8月1日~21日)を終えたその翌日より、米国での研修を凝縮した形での国内版「第1回 ファミリーワークショップ」が開かれました。親子参加で7日間、それも直前の募集となりましたが、最終的には3家庭11名が集う中での開催となりました。

開催地となったのは、八ヶ岳の麓、山梨県北部に位置するオートキャンプ場。一日目はまず、各家庭でテントを張るところから始まり、自己紹介、オリエンテーションと続きました。

今回の研修のテーマは米国ワークショップ同様、「どのように考え、どのように捉えるかが現実を決定する」というもの。考え方一つで7日間の意味が大きく変わることを皆で意識し、共にスケジュールに臨んでいきました。

このワークショップでは、朝・昼・晩の食材の調達から調理、片付けなど、すべてを各家庭で行います。これも、家族で共に協力し合う、貴重なプログラムの一環でした。参考まで、一日のスケジュールの流れは下記の通りです。

午前中は全体が集う中、原理の訓読と教材を用いたポイント解説。初めて原理に触れる場合でも分かるよう、日常生活で実践し易い内容を中心に話が進められました。

その後、その日のテーマ学習(後述)、並びに家庭交流プログラムとして、各家庭で教材の指定箇所を読んで話し合い、「今日の目標」を設定します。(=朝のファミリータイム)

そして午後には、各テーマに則ったアクティビティー(後述)を実施し、夕食後、1日を振り返って再度、家庭で話し合う時間をもち(=夜のファミリータイム)、最後に「ファミリーピースチャレンジ」を応用したワークの実践をもって就寝となりました。

全日程を簡単に振り返るなら、2日目は「互いに関心をもつ」「先例を立てる」ことをテーマに、午後はスポーツを実施。2チームに分かれて競い合ったところ、これが予想以上に白熱し、大変盛り上がりました。また翌日24日がお父様の聖和9周年であったため、夜、心を込めて共に料理を準備し、式典に備えました。

式典から始まった3日目。この日は「創造物を愛する」をテーマに、午後には、近隣のハイキングコースにてネイチャーウォッチング(自然観賞)を堪能しました。

続く4日目は登山チャレンジの日。日本百名山として知られ、ロッククライミングで有名な瑞牆山(みずがきやま)の登頂に挑みました。ちなみにこの日のテーマは「困難を克服する」です。

尚、5日目は「自己成長」をテーマに、清原高原の施設に移動。「カヤック」というウォータスポーツに皆で初挑戦しました。また、ちょうどこの日から快晴となったため、夜は一面に広がった星空を一望しながら、花火と天体観測を楽しむ、そんなひと時を過ごしました。

そうして迎えた6日目。最終日の7日目が「富士登頂チャレンジ」に合流することとなり、朝から移動することが決まったため、6日目がワークショップにおける事実上の最終日となりました。この日は朝から「平和のビジョンと汎宗教霊性運動」をテーマ学習し、ボランティア活動(高齢者施設に届ける飾り物を作る取り組み)を実施。夜、最後の夕食を済ませた後、全体で焚き火を囲みながら、それぞれの感想を分かち合いました。

当然のことながら、家族で共に7日間を空けることは、どの家庭にとっても容易なことではありませんでした。日程が合わなかったり、気乗りしなったり。しかし、家族で共に過ごしたこの期間は、それぞれにおいて、新しい気付きや学びがあり、何よりも「楽しい期間」であったと言います。

全体としても、原理と顯進様のガイダンスを学び、家族で共に神様の創造した自然の中で体験学習しながら、共に成長を実感し、今後の家庭の課題も明確になる、そうした7日間となりました。

各家庭が天の前に捧げた今回の精誠期間が、一人一人の今後の人生と各家庭の歩みにおいて、良き成長と変化の切っ掛けとなることを心から願ってやみません。

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