文顯進様御聖誕53周年記念式における祝祷

 愛する天のお父様

 これまで、神の下の一家族というビジョンを全人類に伝えて参りました。この摂理的責務を遂行する息子の誕生を記念する今日、この場に集い、あなたと共に祝うことができますことを心から感謝申し上げます。

 お父様、あなたの摂理は人類歴史路程を通じて途方もない試練と混乱に耐えてきた摂理であったことを私たちは知っております。お父様、それでもあなたは一切の疑いなしに不動の確信を抱いてこられました。より大きな人類共同体の中で、真の息子があなたの直接主管圏を立てる基礎となる理想家庭の基盤を築くことができ、最終的にあなたの失われた息子・娘たちをあなたの直接主管圏へと取り戻すことができるのだと。

 お父様、あなたの摂理全体は救援摂理であり、あなたが最初の息子と娘に与えることを願われた本然の創造目的である理想家庭を再創造しようとする復帰摂理でした。あなたの理想天国建設にあなたと共に参加できるよう、あなたは彼らに創造力と自由をお与えになりました。しかし堕落の故に、人類は霊肉界で万物を支配している天宙的・普遍的法則に対して無知に陥り、さらに霊的能力(spiritual faculties)と私たちの日常生活の指針となるべき内的真理に対するすべての主管権を失ってしまいました。お父様、それ故に真の家庭の基盤を築くことができたことは、あなたの摂理におけるとてつもない勝利でありました。これにより人類があなたの真の息子・娘としてあなたと直接繋がることができる道が開け、第3アダムを通してあなたの真の血統が人間の内に宿る基盤ができたのです。

 あなたは、この祝福運動を通して、堕落したアダムとエバのすべての子女たちに、あなたの真の血統を中心としたあなたの理想家庭に再びつながる機会を与え、彼らがあなたと共に地上天国を建設することのできる息子・娘の位置に立つことを願っておられます。お父様、愛する天のお父様は人類創造の当初からずっと「神の下の一家族を築く」という夢を抱いてこられました。あなたの理想家庭と共同体に再び戻って復帰され、救われたすべての息子・娘も、天一国の真の国民として、神の理想的な地上天国建設の参加者として、この夢を抱かなければなりません。

 お父様、真のお父様の活動と教え、あなたの真の家庭の基盤を通して真実に蒔かれたその種は、あるものは不毛な土地に落ち、あるものは道の上に落ち、あるものは雑草に覆われた土地に落ちました。しかし今日、真の家庭と拡大された祝福家庭の共同体にあらゆる試練と苦難(tribulation)が降りかかっているにもかかわらず、あるものはあなたが準備された肥沃な土地に落ちました。お父様、自分があなたの摂理の真の主人であるのか、あなたとあなたの目的を忘れていない真の息子・娘なのか、誰もが試されました。それは私たちの運動の歴史の中で最も重大で重要な瞬間でした。事実を知っていたかどうかにかかわらず、そのような瞬間に何があなたの真理と義と善を表しているのかについてあなたの神霊と自らの良心に導かれて、彼らはあなたの召命に応えたのです。

 お父様、今日私はこれらの息子・娘たちと共に、ここに立っています。あなたの摂理の責務を担い、基元節を奉献し、あなたの主権を立て、真の家庭の理想を中心としてあなたの実体王国の基礎を築くあなたの息子、第4アダムの誕生を記念するこの日を共に祝っています。

 お父様、真のお父様をはじめ、自分の家庭を顧(かえり)みず人類の未来のためにこの日を待ち望んできたすべての義なる男女たちと共に、この日を喜んでくださり、希望を見出してくださるようお祈りいたします、お父様。

 感謝と深い謙遜のうちに、このすべてをあなたの真の家庭の一員であり、第4アダムである文顯進の名によってお祈り致します。アジュ。アジュ。アジュ。

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