祝福家庭特別集会での文顯進様のみ言

先日2022年8月17日、27日の祝福家庭特別集会で顯進様が語られたみ言が届きましたので、皆様に共有いたします。
日本語訳(PDF) 英語原文(PDF) 韓国語訳(PDF)

神様の摂理の成就

韓国に来る前に、私はモンタナの山中で2ヶ月間の精誠を捧げました。私が韓国に行く時には、この国を根底から揺るがす完全な津波とつむじ風をもたらし、この地にとてつもない変革と変化のための基盤を築くようにするための条件を、天のお父様の前に立てていたのです。私は2カ月間精誠を捧げました。ほぼ毎日、リーダーたちに電話をかけることまでしたものでした。彼らも精誠をしっかり捧げているかを尋ねるためでした。

天のお父様を信じて神様の摂理の先頭に立つ人なら誰でも、いつも命を賭けて生きているはずです。そういう人は勇気のある人です。臆病者ではありません。だから私が今回韓国に来たのは、とてつもない(訳者註:この単語をものすごく強調して話されました。)勝利を打ち立てるという意図を持って来たのです。それはお父様を解放するということだけでなく、神様の摂理の未来や私たちの運動の未来についてお父様にとてつもない確信を与える、とてつもない勝利です。神様の夢である神様の下の一家族を実現するという未来に確信を与えるものです。わずかな疑いさえもない状態で、です。私はそれを実現しましたか?

KINTEX(キンテックス )での私のスピーチを終えて戻って来て、祈りの心で臨むと、私は全身全霊で感じることができたのです。神様が、特に真のお父様が、お父様が生涯にわたって追求された夢がお父様の肉と血(訳者註:顯進様のこと)を通してまさに今実現されていっていることに対して、驚くべき解放、幸福を感じておられることを。

親の魂はどのようにして永遠に生き続けることができるのでしょうか? 自分に続く世代の子や孫を通じて、です。つまり、過去、現在、未来を代表する三大王権を通して、親の魂の永遠性は時間軸の中で不変になっていくのです。

今日のこの世界において、植民地主義、二つの世界大戦、冷戦という20世紀の悲劇的遺産に終止符を打ち、21世紀をより新しい未来の方向に位置づけるような、世界平和のための最も深い功績は何だと思いますか? 世界で最も重要な地域である朝鮮半島の統一は、最も偉大な国々にも解決できなかった問題であり、最も賢い男女さえも解決できなかった問題です。しかし、神様の真理と神様の摂理的ビジョンに基づいて、一つの夢(訳者註:顯進様が推進するコリアン・ドリーム)が分断された地の人々の想像力を掻き立て、その分断の灰の中から地上における神様の主権に基づく新しい国家を誕生させるというのです。それが、どれほど驚くべきことでしょうか?

あなたたちは非常に祝福された人たちです。神様の夢、真のお父様の夢を真なる息子、真なる娘として、実現することができる、このようなとてつもない摂理的運動を目撃し、それに参加するためにここに集っているというのですから。このような祝福は、後世にわって称えられていくものです。これは、私たちがとても感謝すべきことではありませんか? 特に真のお父様の聖和10周年を迎えて、私は蕩減を払い、真のお父様を全ての重荷から解放してさしあげることができたと感じています。神様の摂理と神様の夢の主人となり、真のお父様が築くことを願われた基盤を築くことによって、私たちは、真の意味でお父様を解放することができるのです。

私は全ての祝福家庭に対して、最も重要な助言をたった一つだけ、しようと思います。皆さんのアイデンティティは、いかなる教会や人間が作ったいかなる機関から来るものではないことを常に忘れないでください。それは、神様の家庭である真の家庭を通して、神様から来るものです。多くの祝福家庭は、あのようなサタン的な教会指導者たちによって誤った方向に導かれて、神様の祝福とグレイス(恩寵)が教会から来ると信じこまされてきました。しかし、祝福は、真の家庭を通して神様から来るのです。

ですから、神様の摂理の歴史について理解しているならば、神様が人類復帰のための摂理の歴史を開始されたのは、アダムとエバの堕落した家庭を通してだったということを理解していますね。では、ひとたび真なる息子が自分の家庭、神様の家庭を立てることができたならば、神様はその家庭を通して働かれていくだろうと思いませんか? それはなぜでしょうか? その家庭は神様の直接主管の下にあるからです。その理解が皆さんの信仰の根本を成す基礎となっていなければなりません。祝福家庭の食口たちは、生命の木につながるこの拡大された真の家庭の一員として、命をかけても真の家庭を守らなければなりません。

ここに集った全ての祝福家庭の食口の皆さんは、私たちの運動の正しい先例を立てるべく、祝福家庭と真の家庭との関係で、真なる契約を確立しなければなりません。お父様が私たちの運動を通してお父様の世代で実現されたいと願われていた、カインとアベルの一体化の失敗を復帰することによって、です。適切なカインとアベルの一体化を確立し、真の父母と真の家庭の理想を定着させることができるように誓いましょう。それができますか? Yesですか? Noですか? [Yes!」アージュ!

あなたは摂理的使命を持った祝福中心家庭であり、「トンイル キョフェイン」(統一教会人)ではない

私が定着時代にしたスピーチを読み返してもらえれば、「トンイル キョフェインドゥル」(統一教会人たち/통일교회인들)に、私が「統一教会」という枠組みから出なければならないことを思い出させるような話を継続的にしていたことが分かることでしょう。あなたたちは自分が教会のメンバーではなく、摂理的な使命と目標を果たすためにここにいる摂理的人物であることを自覚しなければなりません。摂理史という文脈の中で、私たちの運動と祝福中心家庭の皆さんに意義を与えているのは、その摂理的アイデンティティなのです。それは、教会のメンバーであることではないのです。摂理的使命の中で摂理的目的を果たす個人や家庭という摂理的アイデンティティなのです。

分裂により生じたことの一つが、大多数の統一教会人たちによるこの誤解でした。

あなたは教会のメンバーなのですか? それとも、祝福中心家庭であり、神様・真の御父母様、真の家庭という縦的軸のラインに同参して、神様の主権という思想を擁護する国々を立てることにより新しい文明を創建する摂理的な人であり、特にここ韓国において、その新しい文明の最高峰である第三イスラエルを創建する人なのでしょうか? 分裂が起こることによって、統一教会人たちとは何であり、祝福中心家庭とは何なのかという違いが明確になりました。この二つは同じものではないのです。

それでは、祝福中心家庭とは何なのかを説明してみましょう。祝福中心家庭とは、定義上、神様中心家庭です。お父様から頂いた家庭盟誓を読んでみてください。家庭盟誓の各節はどのように始まっていますか? それは、自分自身のためではなく他者のために生きるという真の愛の理想を中心とした家庭です。他者のために生きる、です。祝福中心家庭のアイデンティティの中心は、神様中心家庭であるということです。神様中心。

しかし、統一教会人たちは、自分たちを「トンイル キョフェ」(統一教会/통일교회)の一部と見ています。「トンイル キョフェ」(統一教会)は、自らの思想とビジョンを韓国の人々だけでなく、世界中の全ての人々に押し付けようとしました。そのような枠組みを通して、そのようなアイデンティティを通して、はたして、神様の摂理的ビジョンを代表できるような摂理的人物になって、世界を変革できる理想的な文明を建設する理想国家を創建することができるでしょうか?

世界基督教統一神霊協会、あるいは中傷する人々が私たちを呼ぶ際に使用した「トンイル キョフェ」(統一教会)は、回り道でした。お父様が再び世界的な基盤の上に立てるようにするための基盤を築く必要があったからでした。お父様は世界基督教統一神霊協会の創立40周年の直後に教会時代の終焉を宣言されました。その発表の直後にお父様が作られた組織は何でしたか? それが、世界平和統一家庭連合をはじめとするさまざまな平和連合でした。ここで注目しなければならない中心的な単語は、世界平和のための「連合」という単語です。人類の全ての紛争は、原因を探っていくと、全て人類始祖の家庭の失敗に直接的に帰結されることを忘れてはなりません。その失敗を復帰するためには、あなたたちは地上に平和を確立しなければなりませんが、それは家庭単位で、一度に一家庭ずつ起こるものなのです。

そこで中心的になる構成要素とは、真の愛を中心とした新しい神様中心の文明を創造する基礎となり得る単位として全ての祝福家庭が重要であるということを、しっかり認識することでした。あなたたちは、この点を理解しなければなりません。なぜなら、家庭の中には、人間の営みのあらゆる側面と部門が表に表れてくるからです。宗教的なもの、霊的なもの、政治的なこと、経済的なこと、芸術的なこと、文化的なこと、などなどです。高次の文明を代表する人間活動のあらゆる側面は、実は家庭に根ざしているのです。ですからお父様は、特に『平和メッセージ』において、真の父母と真の家庭の顕現によって、個人救済という概念から家庭救済という概念へと引き上げられた、と説明されたのです。

だからこそ、お父様はその重要な摂理的命令に従い、「トンイル キョフェ」(統一教会)の制度的構造の全ての要素を崩されただけでなく、「私の誓い」を「家庭盟誓」に変更されたりもしました。そして、全ての祝福家庭の食口たちに、今や、あなた方は自分自身が小メシヤなのだから、自分の家庭に戻り、自分の氏族のところに戻って氏族メシヤ活動をするようにと指示され、さらに国家メシヤの地位をも与えられました。また、訓読会の伝統を行うようにという命令によって、私たちの運動の中でどのように指示が下されていくのかという方法も変えられました。

お父様は『平和メッセージ』13の中で、私たちの運動は新しい文明を創造するものだと説明されました。私たちは、自らの小さなコミュニティだけにフォーカスした教会ではありません。そうではなく、新しい神様中心の文明を創造する摂理的な運動なのです。その基本は、神様の主権を立て、神様中心の国を創建することです。そして、その国を通じて、その国が世界でリーダーシップを発揮することを通じて、全人類に神様の文明がくまなく行き渡るようにし、世界をリードできる根本的な変革をもたらすのです。

お父様がこの国にお与えになった召命に応えて最初に立ち上がったコリアンとして、皆さんの使命は何であったのに、それが実現できなかったという話ですか? 前線に立って、お父様と手を携えて、神様の主権を最も高度に表すような、このモデル国家を建てることでした。

メシヤの使命とアダム家庭の失敗の復帰

メシヤとは何でしょうか? メシヤとは、堕落とは一切関係のないアダム型人物です。原理では、メシヤの使命は創造原理を成就すること、すなわち、四位基台を立てること、神様を中心とする理想家庭を構築することであると教えています。その家庭はなぜ、かくも重要なのでしょうか? それは真の愛の故、真の生命の故であり、そして最も重要なこととして、真の血統の故です。なぜ、血統はかくも重要なのでしょうか? この血統は人間の堕落とは一切関係がなく、神様の主管圏内に直接存在しています。もし神様が旧約時代と新約時代を通じて、アダムとエバの堕落した血統を通して働かれることができたのなら、神様の息子によって立てられた、堕落と一切関係のない神様ご自身の家庭を通して働かれることがないと思いますか?

ですから、お父様は祝福家庭に対して、『平和メッセージ』を読むようにと繰り返しおっしゃったのです。私が話したことを思い出してください。『平和メッセージ』は、お父様の教えの全てをぎゅっとカプセル化して要約したものです。お父様が、真の愛や真の生命以上に重要なものとして、血統の意義や重要性を何度強調されたことでしょう。それはなぜでしょうか? その理由は、血統は神様の現実を時間の連続性の中に置くからです。これは三大王権の基盤です。なぜ私たちは、三世代が一体となって進んでいることの重要性について語るのでしょうか? それは、それが過去、現在、未来を表しているからです。つまり、過去、現在、未来が絶対的に一直線になって、永遠なる時間の連続性が生まれていることを表しているということです。

ですから、私たちの運動で最も重要な摂理的瞬間は、実は、お父様が第4アダムが誰であるかを認められた時だったのです。

堕落の故に、メシヤの使命の第二の側面は、アダム家庭の失敗を復帰することでした。その失敗の結果、彼の代々の後孫を通じて見られる人類の悲劇が発生したのです。ですから、お父様は二つのことを強調されましたが、その一つ目が、男性と女性の適切な関係の重要性でした。人間の堕落によって何が起こりましたか? 神様の理想を中心とする正しい男女の関係が汚されたのです。エバはまだ夫ではなかったアダムを誘惑して、サタンを中心とした四位基台を築かせたのです。ですから原理では、主管性転倒こそが、神様が設計された男性と女性の間の自然な秩序を破壊した、堕落の核心的要素であると強調しているのです。

それから、アダム家庭の第二世代で、カインが、神様から長子権の祝福を受けたアベルを殺害しました。あなたたちは、アベルが持っていたユニークな位置について理解しなければなりません。原理の中で、お父様がこれについて説明されています。アダムが堕落したので、神様はアベルを通してアダムの家庭を復帰しようとされました。ですから、アベルには長子権の位置だけでなく、アダムの失敗を復帰するためのアダムとしての位置もあったのです。つまり、アベルは、長子権だけでなく、アダムの家庭を復帰するためのアダムとしての権威も持っていたのです。ですから、そのようなアベルをカインが殺した後は、旧約聖書ではセツの血統の話に入っていき、結局その血統を通して神様の摂理が展開されていくことになったのです。

つまり、主が再び来られ、真の家庭を作られる場合のメシヤ的使命の中心は、アダム家庭の最初の二世代の復帰、つまりアダムとエバの失敗と、カインとアベルの失敗を復帰することなのです。だからこそ、(原理講論の)歴史の同時性を読めば分かりますが、お父様はアダムとエバという枠組みだけでなくカインとアベルという枠組みを絶えず使っておられるのです。

これ(二世代の復帰)が、復帰の使命にとって不可欠です。ですから、皆さん全員に、1998年の私の就任時にお父様が語られたスピーチのみ言葉を読んでほしいのです。思い出してほしいのですが、その行事は一般的には世界平和統一家庭連合の副会長としての私の就任式と理解されています。その時のお父様のスピーチを読んでみてください。そうすると、その内容は全く組織や組織の役職に関する話ではなく、神様の摂理とお父様のメシヤ的使命に関するものが全てであることを理解できるでしょう。お父様は、この日は神様の摂理という観点で最も偉大な日であると説明されています。摂理史全体の中で、神様がこれほど喜ばれた日はなかった、と説明されています。その話に続けて、お父様は、神様の主権と王権の基盤を確立するために、お父様の家庭における二世代が神様と一直線になり一致することがどれほど重要であるかを説明されています。しかしながら、同時に自分の息子が家庭連合の副会長に就任したことはそれほど重要でないことを明確にされているのです。なぜなら、それについては全く言及さえされなかったのですから。むしろ、この息子を第4アダムとしてお父様は認められて、この息子が第4アダム時代、すなわち、子女の時代を先導していくことになるだろうと認めておられるのです。つまり、第4アダム時代を先導するのはお父様ではなく、この息子だということです。

そして、そのスピーチの最後は、顯進が自分より千倍、万倍優れた者となってほしいと締めくくられましたが、それは、要するに、今後は、私たちの運動の全ての祝福家庭は絶対的にこの息子と一体となり、この息子にアライン(一致)する必要がある、とおっしゃったのでした。

陰謀団(教権勢力)が私を荒野へと追い出した時、お父様が彼らに「顯進がいなければ、私は基元節を行うことができない」とおっしゃったのはなぜでしょうか? 基元節を行えない理由は、そもそも復帰の立場からいって第4アダムとは何者だからなのでしょうか? 彼は真のアベルです。真の父母の位置が定着するためには、カインとアベルの葛藤が適切に解決されている必要があります。基元節は、真の父母と真の家庭の理想が定着する日でした。カインとアベルの葛藤が適切に解決されなければ、真の父母の理想の定着はありません。神様の主権と王権の理想の定着もありません。

真のアベルの路程

一世の最大の失敗、特に教権勢力の幹部たちの最大の失敗は何だったのでしょうか? それは、神様の摂理的み旨の実現における真の家庭の重要性と中心性を理解することができなかったことです。彼らは人間的な目と耳で見て判断したのであり、堕落人間たちがするように半分真実を混ぜ込んで辛辣な言葉で嘘をつき、神様がご覧になっているものを見ることができなかったのです。

たとえあなたが公職に就いていたとしても、天の基準から見れば、それはあなたに関することではありません。カイン型の息子・娘たちが私についてお父様に嘘の報告をした時に、全くの嘘(訳者註:ものすごく大きな声で叫ばれる。)の報告をした時、それでもお父様は私に責任を負わせ、彼らの前で私を叱責されたものですが、それが天の基準というものです。お父様が息子である私に教えようとされている教訓は何なのでしょうか? あなたが指導者の位置にいる場合、その位置にいるのは自分のためではなく、より大きな摂理的な目的のためであるということです。つまり、簡単に言えば、それはあなたに関することではないのです。

イスラエルの民が、イエス様が誰であるかが分からず、イエス様をユダヤ人の主、救い主として迎えることに失敗した時、神様が息子であるイエス様を十字架の道に送るのも厭われなかったのは、そのためではありませんでしたか? イエス様があのような屈辱を受け、最終的に十字架につけられたのは、自分が悪いことをしたからではなく、イスラエルの民の罪のためでした。お父様が「統一教会」を設立しながら荒野40年路程を歩まなければならなかった時、荒野に追い出されたのは、お父様の罪やお父様が何か間違ったことをされたためではなく、準備された2000年のキリスト教基盤がお父様を受け入れることができなかった故でした。そのためにお父様は荒野に追い出されて全ての摂理歴史の蕩減を払って、今一度お父様が摂理的活動を進めていくための基盤を築こうとされたのでした。そして同様に、私はカインの立場にある人々によって、長子の立場から追い出されました。彼らは、丁度ヤコブを殺そうとしたエサウのように、また、摂理歴史路程全体を通じてアベルを殺そうとした全てのカイン型の人物たちと同じように、そうしたのです。私は追い出されて、21年間、私たちの運動の罪の蕩減を払いました。今一度基盤を築き、勝利的に戻り、カインまたはエサウから全てを取り戻し、イスラエル国家の建国者(であるヤコブ)と同様に、イスラエルの祝福を受けた勝利的な立場に立つためです。ですから、この比喩(訳者註:「同様に」という表現のこと。)にはとてつもない同時性があります。

神様の真なる息子・娘としての祝福家庭のアイデンティティを取り戻す

祝福家庭の中で大きな覚醒が起こらなければなりません。あなたたちは神様の摂理的な息子・娘としてのアイデンティティを見いだし、メシヤ的中心人物を中心として神様の摂理に再びつながらなければなりません。

お父様は、この時代の真の信仰は、過去に存在した信仰よりも高いレベルの信仰であるべきだと説明されました。僕の信仰と真なる息子・娘の信仰はどう違うのでしょうか? 真なる息子・娘は主人です。真なる息子・娘の信仰は、その人が神様によってどのように扱われるかによって左右されるものではありません。また、彼らの目には神様の代身であると見える人たち(訳者註:いわゆるアベル)によってどのように扱われるかによって左右されるものではありません。それは完全な信仰、主人としての信仰であり、そうした全ての他の要素から独立した信仰です。主人とは、揺るがないものだからです。真なる息子・娘は神様の夢の主人なので、神様の摂理的み旨の主人でもあり、み旨と一致するようになります。ですから、どれだけ多くの試練や苦難に直面するとしても、真なる息子・娘は喜んでそれに耐えようとします。彼らの父母が主人であるのと同じように、彼らも主人だからです。これが、祝福家庭の正しい伝統でなければならなかったのに、そうなりませんでした。

ですから私は、孝子の心情について理解することの重要性と意義について語ったのです。孝の定義とは何ですか? それは、息子や娘が自分の親の夢の主人になることです。そうなることで、親の熱情・スピリットが自然と子供の熱情・スピリットの中に降りてくるのではないですか? ですから、たとえ子供の親が肉体的にはこの世にいなくても、その魂は子供の中に存在するのです。なぜなら、彼らは親と同じ夢を持つ主人であり、自分のためだけでなく親のためにも彼らの地上での生涯をかけてその夢を実現しようとするからです。

お父様の祈りはいつも「どうしたら神様あなたを解放できるでしょうか? 神様あなたの代わりにあなたの十字架を背負い、あなたを解放するために、私に何ができるでしょうか?」というものです。それが真なる息子の姿勢です。それこそが、喜んで重荷を背負う、神様の真なる息子・娘の基準です。

イエス・キリストが、自分を迫害し十字架につけた人類の罪を負って十字架上で亡くなったのは、神様の肩から復帰と救済の重荷を軽減し、神様のみ旨が正しく成就されるように再臨の舞台を整えるための行為ではなかったでしょうか? それが、お父様の生涯路程ではなかったでしょうか? お父様はあらゆる批判に直面する道を歩まれましたが、それが人類の救済、神様の解放、イエス様の解放以外に、自分の人生にとって何の得があるといって、それを甘受されたというのでしょうか? 同じように、私が今日歩んでいる路程も、その路程を歩むことが私にとって何の利益があるといって、私は歩んでいるのでしょうか? お父様が歩まれたこの道を歩むことを私は選択したのであり、アダムとエバが天のお父様のもとから離れ去った時に天のお父様が実現することを切望された夢を受け継ぐことを選択したのです。そのような孝子をあざけり、けなし、神聖であり聖なるもの全てをその孝子の目の前で破壊しようとする人類の前に、真なる孝子の先例を打ち立てることを私は選択したのです。天のお父様に対して真なる孝子の位置に立ち、神様の夢である「神様の下の一家族」を実現することを私は選択したのです。

それが、統一教会人たちではなく、全ての祝福家庭の食口たちが、この時代、第4アダム時代に思い起こすべき先例です。祝福家庭たちは、カインとしての適切な立場で、第4アダムが立てた模範に倣い、自分自身も神様の夢の主人となるという孝子・孝女の信仰を継承し、復帰されたカインとしての摂理的役割を果たさなければなりません。

そのような理由から、定着時代のツアーの時には、私は祝福家庭の食口たちに、統一教会の遺産とは決別し、それを捨て去って出発しなければならない、さもないと、この時代のとてつもないグレイス(恩寵)と祝福を受ける準備ができてないことになりますと、繰り返し語り、思い起こさせるようにしたのです。

ですから、今は全ての祝福家庭の食口たちが自分の人生と信仰生活の棚卸を行い、もう一度覚醒して、奴隷や僕ではなく、この摂理的なみ旨の責務を担うことのできる真なる息子・娘として生まれ変わり、そして、真なる息子・娘として私たちの父母様の夢、天のお父様の夢を実現しなければならない時なのです。

だからこそ、今は大いなる覚醒の時でなければなりません。実際のところ、この14年間、つまり二度にわたる7年路程により、私が私たちの運動が犯した罪の蕩減を払いました。つまり、私が十字架を背負ったのです。そしてその勝利的基盤の上に、私は、全ての祝福家庭に対して、彼らがアダム的権威を中心として再び神様の摂理につながってくることができるように神様のグレイス(恩寵)を拡張しました。それにより彼らが真なる息子・娘としての自然な位置を復活させ、勝利したカインとなってカインの失敗を復帰することで、神様を解放できる真なる息子・娘になることができるようにしました。

だからこそ、今はまさに審判の時であると同時に、とてつもないグレイス(恩寵)の時でもあるのです。今は正午定着の時です。全ての影が隠すことができないまま明らかにされていきます。私は、全ての祝福家庭が、もう一度自分自身と自分の信仰を再点検し、自分が何者であるかを理解することを本当に勧めます。

あなたたちは本当に自分のことを「トンイル キョフェ」(統一教会)と同一視したいのですか、それとも祝福家庭として、神様の真なる息子または娘でありたいのでしょうか? それを選択するのはあなた自身です。もう一度、神様の摂理につながり、神様と全人類の前に自分の摂理的責任を果たす真なる息子・娘の位置に立ちたいという人、真の祝福中心家庭になりたいと熱望する人は、分裂における自分の立場がどうであれ、神様のグレイス(恩寵)と贖罪を受けることを勧めます。天のお父様が私たち全ての祝福家庭に対して持っておられるそのグレイス(恩寵)と愛が、正に今、私を通して拡張して授けられているからです。しかし、あなたたちはまず、自分が何者であるのかを見いだす必要があります。それが、あなたたちが他の全ての祝福家庭の食口たちのところに持って行き伝えるべきメッセージです。神様の前で、真のお父様の前で、そして私の前で、罪を犯すのはやめなさい。神様の摂理の障害物となることをやめなさい。もう一度、自分のアイデンティティを見つけてください。自分が何者であるかを発見してください。今は、そういう時なのです。

(訳者註:下記は参加者のリフレクション・振り返りのメモ)

天のお父様と真のお父様の権威が宿るところに戻る 

天のお父様は、私たち祝福家庭にどのようなメッセージを送っておられるのだろうか?

顯進様はこの韓国という国に来て、お父様が50年前から夢見ておられたパークワンを開館しました。そして半世紀かかって、お父様の下にいたどのリーダーたちもそれを実現できなかった後で、お父様の息子だけがその夢を実現することができ、しかもその夢をお父様が想像もできなかったほど高い次元に引き上げることができたのです。それからその同じ息子が、コリアン・ドリームに基づいてこの韓国という国全体を動かし、「第三イスラエル」の摂理的理想を実現する神様の主権を中心とした国を建設するための、このキャンペーンを開始されました。それに続いてお父様の聖和10周年記念式があり、そこで私はお父様に懇願したのです。お父様が担っておられた摂理的責任の全ての重荷と責務、そしてお父様の聖和後に私たちの運動に存在していた問題からどうか今こそ解放されてくださいと。今やお父様の息子が責任を引き受けて全てを清算し、真の父母と真の家庭の理想が地上に適切に定着されるようにしていきますので、どうか本当に解放されてくださいと懇願したのです。そして最後に、この11年間にわたる私たちの運動での裏切りと悲劇の「終わりの始まり」を目撃しました。UCI訴訟(の結果)です。この訴訟こそが、この分裂が実際に構築されていった基礎でした。今回の結果は、全ての祝福家庭の食口たちに対し、お父様の権威はどこにあり、天の権威はどこにあるのかを明らかにするであろう。

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(訳者註:以下、再び顯進様のメッセージ)

もし、祝福家庭たちが集団で出エジプトのように大量に脱出し、再び繋がってくるようになれば、お父様に大いなる解放をもたらすと思いませんか? 天のお父様はどうでしょうか? 祝福家庭は摂理的人物の位置に立っています。失われた子供たちが再び戻ってくることができるようにして、彼らが(今まで)放蕩息子・娘として生きてきてしまったことを自覚し、神様の主権を中心とした「第三イスラエル」を創建するという責務を再び担うようにする、というのですから。それが天のお父様を解放することになると思いませんか?

世界中の統一運動に属する全ての祝福家庭の行く道は一つしかありません。三つの道があるのではありません。ただ一つです。アダム的権威を中心として天のお父様のもとに戻ってきなさい。

自分の居るべき自然な位置を再び発見し、それを取り戻そうとする息子や娘には、いつでもその居場所が備えられています。多くの祝福家庭はそのアイデンティティを失ってしまいました。しかし、もし彼らが戻ってきてその責任を自覚し、それを取り戻そうとするならば、神様はそれを拒否されるでしょうか? それとも神様はそれを歓迎されるでしょうか? 今は、とてつもないグレイス(恩寵)の時なのです。もう一度、自分が何者であるかを見いださなければなりません。それでは、統一教会人たちとしてではなく、祝福中心家庭としての自分のアイデンティティを取り戻したいという祝福家庭の皆さんは、立ち上がって手を挙げて、「アージュ!」と言いましょう。アージュ!アージュ!アージュ。

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